フリッツ・リッチモンド・トリビュート
Tom's Cabinのメルマガでこのライブがあることを知った。(Tom's Cabin主催のライブに行くのはコリン・ブランストーン&ロッド・アージェント、MFQに続いて3回目。)亡くなったジャグ・バンド・プレイヤーのフリッツ・リッチモンドのトリビュートで、演奏はジム・クエスキン・バンドということなのだが、私は「ジャグ・バンド」も「フリッツ・リッチモンド」も「ジム・クエスキン」も知らなかった。ただメンバーに、ジェフ・マルダーとジョン・セバスチャン(Lovin' Spoonfulの。MFQのジェリー・イェスター(The AssociationやThe 5th Avenue Bandをプロデュース)もメンバーだったことがある。)がいたので、これは見て損はないなと思った。
雨の中、渋谷デュオ・ミュージック・エクスチェンジへ。一緒に行った友人Yとatnbはどちらも180cmほどの長身で、今日のようなスタンディングでは得をするタイプ。バンド全体が見渡せるように2回席へ行く。プロジェクターで故フリッツ・リッチモンドの写真(幼少から最近まで数十枚)がスライド・ショーで映され、関係者の思い入れが特別強いライブであることが伝わってくる。前座で日本のジャグ・バンドが2組演奏した。二番目のバンド、Old Southern Jug Blowersはなぜかコック姿。演奏は本格的でノリも良かった。
いよいよメインへ。最初はジョン・セバスチャンのギター弾き語り。「Younger Girl」(イントロにぞくぞく)、「Do You Believe In Magic」などを演奏した。Lovin' Spoonfulファンも多く掛け合いの部分で歌っている人がいた。ジェフ・マルダーも最初はギター弾き語り。ブルースの名手(ギターもボーカルも)という印象が強かったが、1曲目は静かでやさしい雰囲気の曲だった。イントロのギターの何ともやわらかいこと。そしてボーカルもファルセットがとてもきれいでした。自分の中ではジェフ・マルダーのソロが一番良かった。良いもの見たな!という感じ。(CDでも聴きたい。曲目を知っている人がいたら教えて下さい。)
ジム・クエスキンも熟した味わいがあってかっこよかった。細野晴臣がベースやマリンバでバンドに参加という思わぬサプライズもあった。最後は、前出の日本のバンドも加わって大合唱の大団円。盛況のうちにライブは終わった。
ジャグとは、抱えるほどの大きな薬瓶のこと。フルートと同じ要領で音を出しているらしい。アカペラ・グループのベース・パートのような音が出る。他には、洗濯板(凹凸の部分を手袋をした指先でこする)や洗濯桶(裏返しにして中心からロープを張りモップの柄に固定してベースのようにはじく)なども。生活の道具を楽器にして音楽していたのがジャグ・バンドの発祥のようだ。もともとは黒人の音楽だったのだろうか。
フリッツ・リッチモンド・トリビュート http://toms-cabin.com/FRT2006/
フォト・リポート http://toms-cabin.com/FRT2006/livephoto.html
今日のBGM : ジェフ・マルダー(Geoff Muldaur) "Kitchen Door Blues"
甘鯛・オニカサゴ@真鶴
釣り好きの友人に誘ってもらい伊豆半島真鶴へ海釣りに行った。友人は海釣りを始めて10年弱、大物を釣りあげて船宿のホームページや新聞に載ったこともある。海釣りの朝は早い。5:30に受付、6:00乗船という塩梅なので、家を出るのは2時台、3時台になる。早朝というよりも深夜に近い。1時間ほど仮眠を取り、3:30に友人の車にピックアップしてもらう。深夜の道路を快走して2時間ほどで真鶴半島に到着。天気は快晴、南風の予報もはずれ白波ひとつないべた凪ぎ。日の出前に出船。ピンク色に染まり始めた空とそれを乱反射する点描画のような海面が美しい。左手には真鶴半島、右手遠くには丹沢山系が青色に映える。
今回のターゲットは甘鯛とオニカサゴ。友人とその妹さんは1時間もしない内に本命の甘鯛をゲット。鮮やかなピンクとかわい気のあるオデコが特徴。こちらは外道のヒメコダイ(アカボラ)ばかり。10cm〜15cmの小物。1回大きな引きがあったものの途中で逃げられてしまう。釣れないとなると寝不足と波の上下で強烈な眠気が襲ってくる。あまり誘い(竿を上下してエサを動いている生き物のように見せること)をかけなかったせいか、後半はほとんどヒットなし。友人と妹さんはオニカサゴもゲット。前回の釣りは半年以上前。釣りの基本動作もかなり忘れていたため釣果に結びつかなかったようだ。今回は心残りの釣行となった。
お魚くんたちのその後は以下の通り。
ヒメコダイ 5匹 → 3枚におろし、半身をそのまま刺身で、中骨は素揚げして骨チップに
甘鯛 1匹 (友人にめぐんでもらった) → 3枚におろし身は刺身で、頭は煮付け、ひいた皮はうろこ付きのまま素揚げ
オニカサゴ 1匹 (友人にめぐんでもらった) → 3枚におろし身は妹夫婦におすそ分け、頭と肝は煮付け、ひいた皮は素揚げ
舳会(みよしかい) http://www9.ocn.ne.jp/~miyosi-k/
(海釣りの雰囲気が分かります)
今日のBGM : Disney Collection より "Casey Jr."
9|11 N.Y.同時多発テロ衝撃の真実
このドキュメンタリー映画を撮ったノーデ兄弟がこの歴史的瞬間に居合わせたのは全くの偶然だった。彼らはNY市の新人消防士の成長をフィルムにおさめようとしていたのだった。カメラを回し始めて二ヶ月目のある朝、その日もいつもと同じように平凡な一日になるはずだった・・・。
まるでとてもやわらかいものであるかのように航空機がビルにささる映像や、煙に覆われるマンハッタン島の映像は何度も見たが、NY市民の視点で一貫して地上から撮り続けたこの映像記録はリアリティがあってとても見応えがあった。
今日のBGM : スティーブ・ライヒ(Steve Reich) "Nagoya Marimbas"
利兵衛 (蕎麦、稲毛)
鴨せいろが好きだ。せいろ(もりそば)の付け汁に鴨肉が入ったあれだ。そば屋に行くとかならずと言って良いほど注文する。が、美味しいのを出してくれる店はなかなかない。その点、稲毛にある利兵衛の鴨せいろは間違いない。
付け汁には、大切りの鴨肉とつくね(珍しい)、三つ葉、ゆずが入っていて、山椒がほどよいアクセント。そばは、せいろ、田舎、ダッタンの三種類から選べる。ダッタンそばは、血流をさらさらにする健康成分ルチンが普通のそばに比べて100倍入っているんだそう。(そば食べてコレステロール下げようかな。あ、鴨肉でプラマイゼロなのかなぁ。)
このお店は鴨にこだわりがあるようで、鴨焼き、鴨の薫製などサイドメニューも充実している。日本家屋のような店内には火鉢がたかれていて雰囲気が良い。日本酒も飲める。そば好きの粋な友達を連れて行きたい。
そば処 利兵衛 http://www.mypl.jp/mypl/shop/index.php?shop=21733&category=1&sub=1&area=4&skin=11004
今日のBGM : シンガーズ・アンリミティッド(The Singers Unlimited) "Both Sides Now"
Spice Cafe (カレー、押上)
id:atnb と押上のSpice Cafeというカレー屋さんに行った。コンビニなどないような下町のちょっとひなびた感じの界隈にありました。店は二階建ての木造アパートを改装したそうです。お店の玄関までござ(むしろ?)を両側に垂らした通路があって、歩いて行くと数m間隔で電球がパッ、パッと点いて暗い前方を照らしてくれる。私はこの仕掛けがすっかり気に入ってしまった。子供の頃の秘密基地の感覚でしょうか。内装も木が基調とした落ち着いた雰囲気です。食事の味も良かったです。3000円のコースでしたが、デザートが3種の盛り合わせだったのが甘党の自分には嬉しい配慮でした。店を教えてくれた id:atnb には、事前に食べられない食材を聞いてくれたのが嬉しい配慮だったことでしょう。長ネギ、玉ねぎ、ネギ系はすべてNGと言ってました。
Spice Cafe http://www.spicecafe.info/home
NHK「地球!ふしぎ大自然」
動物番組が好き。NHK「地球!ふしぎ大自然」ほとんど毎週かかさず見てます。
ちなみに次回は「アマゾン・水深100mの世界(世界最大の大河・南米アマゾン。これまで誰も潜ったことのないアマゾンの深みに、世界で初めて撮影チームが挑む!アマゾンだけにすむ木を食う魚や、逆さまに泳ぎ、電気でコミュニケーションをとるナイフフィッシュなど、ふしぎな魚に次々と遭遇します。撮影中、偶然、動物の血を吸う新種の魚を発見します。最後はロボットカメラで、水深100mの未体験ゾーンにせまります。闇の中から謎の生物が現れる、あっと驚くラストは必見です!)」。
興味があればぜひ。過去作品も見たいなぁ。DVD化しないかなぁ・・・。
今日のBGM : ヴィヴァ・ヴォズ(Viva Voz) "O Trenzinho Caipira"
ジャック=イヴ・クストー 「沈黙の世界」
レンタル・ビデオ100円Dayで、ジャック=イヴ・クストーの「沈黙の世界」を借りてきた。これが思ったより良かった。
クストーはフランスの海洋学者で海洋探検家。アクアラングを発明したのもこの人だそう。映画には特にストーリーはなく、クストー隊長とチームのメンバーが気の向くまま(のように見える)航海しながら行った先々で学術調査を行うというもの。
始まって間もなく数百匹のいるかの群と遭遇するシーン。数に圧倒される。学術調査とは言うものの、大きなエビを丸茹でしてほおばったり、’水中スクーター’で回遊し、無人島でゾウガメに乗ったり、魚を餌付けでなつかせたりと、隊員はとても楽しそう。全数調査のため水中でダイナマイト爆発させたり、事故で負傷した子クジラに群がる数十匹のサメを一掃したり、とアグレッシブな迫力シーンもある。
ちなみにこの映画、1956年カンヌ国際映画祭でのグランプリ作品。(ドキュメンタリーではめずらしいのでは?) 最近「ディープ・ブルー」や「皇帝ペンギン」など、自然そのものを扱った映画が作られているが、その路線が好きな人にオススメ。
クストー’s Son が経営しているリゾート
http://www.magellanresorts.co.jp/hotelsel/jeanmichelfiji/
今日のBGM : ワンダ・サー(Wanda Sá) " Vivo Sonhando "